筋肉や関節の痛みの原因は大きく「一度の強い外力」と「繰り返す軽い外力」に分ける事ができます。
「一度の強い外力」とは、交通事故やスポーツでのタックルなど、一度に大きなダメージを受けて発生する筋肉や関節の痛みのことを指します。
一方、「繰り返す軽い外力」とは、日常の姿勢や歩行方法、スポーツでの動き方などにより微細なダメージが蓄積され、筋肉や関節に痛みを引き起こす状況を指します。
慢性的な痛みやコリは、「繰り返す軽い外力」が主要な原因となっています。
鎮痛薬や施術で症状を一時的に緩和することも重要ですが、痛みや不調が再発する場合や、様々な症状が続いている場合は、その根本的な原因に目を向ける事が何より重要です。
これを例えるなら、天井に穴があいて雨漏りで床が濡れているにも関わらず、ただ床を拭いているだけ、という状態です。
普段の姿勢や歩行方法、スポーツでの動作など、日常の「動きのクセ」を改善することで、軽い外力の繰り返しが減り、慢性的な痛みやコリの改善に繋がります。
次回は、「動きのクセ」を改善する道筋となる「運動学習理論」について説明させていただきます。是非ご一読ください。
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